[Monte Carlo] Monte CarloとLookerの接続を設定する #MonteCarloData
Monte CarloとLookerの接続の設定方法をご紹介します。
Monte Carlo と Looker を統合すると、ダッシュボード、Look、ダッシュボード タイル、Explore、ビューのメタデータと列レベルのリネージを追跡できるようになります。 列レベルでどのダッシュボードやレポートに使われているのかを追跡できているので、上流の処理で障害が起きてもどのダッシュボードに影響が出ているのかまで割り出すことが可能です。
Lookerとの接続は、Looker本体との接続と対象のLookerプロジェクトと統合しているgitプロジェクトとの接続を設置する必要があります。
1. Lookerと接続する
LookerにMonte Carlo用のユーザーを作成し、そのユーザーでAPIキーを発行します。
Monte Carloユーザー用のロールを作成する
- Permission Setを作成する
管理者 > ユーザー > ロール > New Permission Set - 名前欄に「montecarlops」と入力
- 必要な権限にチェックを入れ、保存する
see_datagroups access_data access_data.see_lookml_dashboards access_data.see_looks access_data.see_looks.see_user_dashboards access_data.see_looks.explore access_data.see_looks.see_lookml
Permission Setを作成したら、Roleを作成する
- 管理者 > ユーザー > ロール > New Role
- 名前欄に「montecarlorole」と入力
- Permission Setはmontecarlopsを選択
- Model SetはAllを選択(指定がある場合には対象のModel Setを選択)
- 保存
Monte Carlo用のユーザーを作成する
- 管理者 > ユーザー > ユーザー > ユーザーを追加
- Lookerユーザーで使用予定のないメールアドレスを入力する
登録用に必要なだけなので、存在しないメールアドレスでOK。 - メールは送信しないので、セットアップメールを送信のチェックは外す
- ロール欄から先ほど作成したmontecarloroleを選択
- 保存
フォルダーのアクセス権限を変更する
- 管理者 > ユーザー > コンテンツアクセス > アクセスを管理
- Monte Carlo用のユーザーを選択し、View権限を付与(Share/Personal共に) 自社の要件に応じてPersonalはオプションですが、リネージを見ているだけなので付与が推奨されています。
APIキーを作成する
- 管理者 > ユーザー > ユーザー > Monte Carlo用のユーザー
メールアドレスでフィルターをかけることができます - APIキーからキーの編集を選択
- 新しいAPIキーをクリック
LookerホストURLを確認する
- 全般 > 設定 > ホストURL
- 末尾に
:19999
をつける
ここまでがLookerでの設定事項です。
Monte CarloでLookerの情報を入力して接続する
Looker側でMonte Carlo用のAPIキーが作成できたら、Monte Carloの画面で情報を入力します。
Settings > Integrations > Business Intelligence > Create > Looker を選択
LookerホストURL+ポート、クライアントID、クライアントシークレットを入力後、CONNECTをクリック。
接続テストが通ったら完了です!
2. Looker Git SSHを設定する
Monte CarloがGitのリポジトリに接続するために、読み取り専用のSSHキーを設定します。
SSHキーを作成する
ターミナルで下記のコマンドを実行します。
ssh-keygen -t rsa -b 4096 -C "your_email@example.com"
メールアドレスには自分のメールアドレスを入力します。ここのメールアドレスはSSHキーを発行するコンピュータの記録用です。
プロンプトに従って進めます。(passphraseは入力せずにエンターを押す!)
user@MacBook-Pro % ssh-keygen -t rsa -b 4096 -C your_email@example.com Generating public/private rsa key pair. Enter file in which to save the key (/Users/work/.ssh/id_rsa): testing Enter passphrase (empty for no passphrase): Enter same passphrase again: Your identification has been saved in testing. Your public key has been saved in testing.pub. The key fingerprint is: <revoked> The key's randomart image is: <revoked> user@MacBook-Pro % ls -a ... .ssh ... user@MacBook-Pro % cd .ssh user@MacBook-Pro .ssh % ls config testing testing.pub known_hosts
これで、ホームディレクトリの隠しフォルダ.ssh
にtesting
とtesting.pub
ファイルが作成されました。
testing
がMonte Carloに渡すSSHキーで、testing.pub
がGitに登録するパブリックキーです。
[備考]
わたしのホームディレクトリには.ssh
がなかったので、直にキーファイルが作成されてしまっていました。念の為、実行前に.ssh
ファイルがあるかどうか確認した方がいいと思います!(ファイルが見つからない!と地味に焦りました...)
参考までにフォルダの作成方法などのコマンドを載せておきます。
# ホームディレクトリに移動 user@MacBook-Pro ~ % cd ~ # ホームディレクトリの隠しフォルダを含むフォルダ一覧表示 user@MacBook-Pro ~ % ls -a # ホームディレクトリに.sshフォルダを作成 user@MacBook-Pro ~ % mkdir ~/.ssh # .sshフォルダにtestingとtesting.pubファイルを移動 user@MacBook-Pro ~ % mv testing testing.pub .ssh/
Gitにデプロイキーを設定する
今回はGitHubの設定方法をご紹介します。
対象のLookerプロジェクトのリポジトリーにデプロイキーを登録します。
GitHubのリポジトリ画面に移動して、Settings > Deploy keysをクリック
Key欄にはssh-rsa
で始まるものを入力します。わたしの環境では.pubファイルを開くことができなかったのですが、webブラウザにファイルごと突っ込んだらブラウザで開くことができたので、表示された文字列をすべてKey欄にコピペしました。
Monte Carloは読み取り専用なので、Allow write accessのチェックは入れないままでOKです。
GitリポジトリのSSH URLを取得する
対象GitリポジトリのSSH URLをコピーします。(SSHキーが設定されていないというアラートが出てくるかもしれませんが、デプロイキーを設定していれば問題ないのでそのままコピーします。)
Monte CarloでGitリポジトリの情報を入力して接続する
Settings > Integrations > Business Intelligence > Create > Looker を選択
Auth modeは、Looker Git SSHを選択。Repository URLとPrivate SSH keyを入力。
Private SSHはtesting
の-----BEGIN OPENSSH PRIVATE KEY-----
から-----END OPENSSH PRIVATE KEY-----
までのすべてをコピペします。
CONTINUEをクリックして、テストが通れば完了です!
自動でテーブル情報を収集
接続して2週間ほどでMonte Carloが接続しているLookerの情報を学習して、Assetsページにデータの取得情報などをまとめてくれます。
まとめ
Monte CarloをLookerと連携する方法のご紹介でした!